明日、5月19日から21日までの3日間、広島市のグランドプリンスホテル広島で「G7広島サミット2023」が開催されます。この間、広島市内は厳重な警備体制となり、交通規制が行われることから、介護サービスへの影響が懸念されています。

広島県は、公式ウェブサイト上で、サミット期間中の交通規制により、介護サービスの送迎等に思わぬ時間がかかる可能性があると情報提供を行いました。県は介護事業所に対しては事前通知を行い、利用者やその家族に対しても事業所への相談や、緊急時の救急車の利用を促しています。

地元紙・中国新聞によると、サミット開催に伴う交通規制は、介護サービスの提供に支障をきたす可能性があり、特に通所や訪問サービスに大きな影響が予想されることを報じています。送迎や訪問が予定通り行えない可能性があり、その対応に頭を悩ませる事業所も出ているとのことです。

一方で、サミット期間中にサービスを休止するという選択をする事業所もあります。これは送迎時間の長引きによる利用者への負担増や、緊急時の対応能力の低下を防ぐための措置と考えられます。

「G7広島サミット2023」の開催は、地域の介護サービスに大きな影響を与えることが予想されますが、地元の事業所や行政は利用者の安全とサービスの継続に最善の努力を尽くしています。広島県は、サミット期間中も介護事業所と連携し、必要な支援を提供する方針です。また、緊急事態に備え、県民に対して救急車の利用をためらわないよう呼びかけています。