全国各地で、高齢者を狙った介護保険詐欺が増えており、被害者が続出しています。例えば、新潟市では4月19日、60代の女性が、介護保険料の過払い金があると称する市役所職員を名乗る男からの電話によって、被害に遭いました。また、秋田県横手市では4月18日、60代の男女2人が、還付金詐欺の被害に遭いました。
大分市のホームページによると、市役所職員や銀行コールセンター職員を名乗る詐欺師が、市民に対して介護保険料の還付を装い、金融機関やコンビニのATMへ誘導する電話が相次いでいます。詐欺師は、被害者の氏名や住所などの個人情報を伝えて信用させようとし、次のような言葉を使います:
- 介護保険料の還付金(払い戻し)があります
- 本日中の手続きが必要です
- 金融機関職員より連絡があります
- 金融機関に行ってください
- ATMで手続きができます
市役所や金融機関から還付金の手続きでATMへ誘導する電話はなく、ATM操作で保険料の還付が受けられることはありません。このような電話を信用すると、貴重な財産をだまし取られてしまいます。絶対に信用せず、すぐに最寄りの警察署(交番)に相談してください。今後も、犯人からの詐欺電話が掛かる可能性がありますので、十分にご注意ください。