大阪市旭区にある介護サービスの訪問介護職員が、81歳の女性に対して暴行を加える事件が発生しました。
報道各社によると、今月8日、殺人未遂の疑いで大阪府警に逮捕されたのは「パンジー介護サービス」の前田祐二容疑者(36歳)です。前田容疑者は今年4月、女性のお腹や背中を拳で複数回殴打し、肘で胸を圧迫するなどしたとして、女性は全治3カ月の重傷です。
被害者は聴覚障害があり、意思疎通が難しい状態で、ほとんど寝たきり状態だったということで、前田容疑者は女性に日常的に暴行を加えていた可能性があるとみられています。
パンジー介護サービスのホームページによると、同社の訪問介護サービスでは、利用者が自宅で自立した日常生活を送れるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの「身体介護」や、掃除・洗濯・買い物・調理などの「生活援助」を行っているといいます。また、障害福祉サービスでは、「居宅介護」を提供し、自宅での入浴、排泄、食事の介護を行っているようです。重度で常に介護を必要とする人にも支援を行い、外出時における「移動支援」なども総合的に提供しているとしています。
同社は、入居者様の笑顔が第一でプライバシーが確保された独立住宅形態を採用しており、生活保護受給者や独居の方、身寄りのない方も生活可能だとホームページに記していました。
こうした虐待事件により、訪問介護業界の安全性や信頼性が問われることとなります。今後の調査や対応が注目されています。