関東地方のある特別養護老人ホームの実態を知ってください。私は一昨年までそこで働いていましたが、施設長による過酷な経営方針が、職員や利用者に大きな苦痛を与えていることを体験してきました。

その施設では、施設長の利益優先の姿勢が、利用者にも職員にも厳しい環境を作り出しています。例えば、利用者の椅子や足元に敷かれるタオルは、乾いていなくても平気で使われていました。タオルが冷たくても、誰も何も言えない状況が続いています。

さらに驚くのは、入浴介助の際に、一枚のバスタオルが何人もの利用者に使い回されているのです。これによって、水虫やB型肝炎などの感染症がある方がいたらどうなるのでしょうか。施設は経費削減のために、こんなありえないことをさせています。

私たち職員にも、厳しい状況がありました。普段使うビニール手袋の品質が悪くなり、薄くてカシャカシャと音が鳴る粗悪なものに変わってしまいました。上から言われるのは、経費削減のことばかりです。それでも我慢して働いていた私たちですが、施設内ではパワハラやセクハラの問題も発生していました。
転職してきた男性の介護士が過去にわいせつ事件を起こしたことがあるというのです。ネット上で彼の名前を検索すると事件を報じた記事が出てきます。その介護士が、今度は施設内でセクハラ発言をし、問題になっていました。

私自身も、施設長からパワハラを受け、例えば無茶なシフト変更や無意味な雑務を押し付けられることがありました。それにより、精神的な負担が増し、もうこんな施設で働けないと思い退職しました。以降、職員の入れ替わりが激しくなり、1年で主任クラス以下の職員のほとんどが変わってしまいました。新しく入った職員も、同じような環境で働かされていると聞いています。

私たち職員は、嫌になれば転職すればいいと考えることができます。しかし、利用者の方々は簡単に施設を変えることができません。利用者さんの悲惨な状況に胸が痛むばかりです。施設の運営に問題があることを広く知ってもらいたいと思っています。

現在も、この施設は同じ施設長のもとで運営されていると聞いています。そのため、状況は変わっていないと考えられます。私たちは、皆さんにこうした酷い実態があることを知っていただき、社会的な問題として取り上げていただくことを望んでいます。関係者や報道機関の方々には、ぜひ取材をして、こうした実態を公にし、改善を求めていただきたいと思います。

※【読者の声】は読者の方からの情報提供を掲載しております(一部内容はAIを活用して編集しております)。介護ジャーナルでは、介護に関わる情報提供を広く募集しています。お送りいただいた情報は当欄でご紹介させていただく場合がございます。

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