厚生労働省は、介護・障害福祉分野で働くことを検討している方や、訓練が必要な方向けに、ハローワークや都道府県の社会福祉協議会を通じてさまざまな支援プログラムを提供しています。介護・障害福祉分野は働きがいのある魅力的な仕事であり、エッセンシャルワーカーとして人々から求められる職業です。また、高齢化社会に伴い、需要が今後も増加し、安定した働き口が期待できます。

令和3年度介護労働実態調査(介護労働安定センター)によると、介護分野で働く人が仕事を選んだ理由は、自分や家族の都合に合わせて働けることや、お年寄りが好きであること、介護の知識や技能が身につくこと、人や社会の役に立ちたいという意欲など多岐にわたります。

これまで厚労省は以下のような支援メニューを提供してきました。

  1. 職場見学・職場体験:介護・障害福祉事業所の職場を実際に見学し、職場体験に参加できる。
  2. 無料の介護分野職業訓練:介護職員初任者研修(130時間)、介護福祉士実務者研修(450時間)などの無料の職業訓練を受けることができる。
  3. 訓練期間中の生活サポート制度:訓練期間中、雇用保険受給者は基本手当を、雇用保険受給者以外は職業訓練受講給付金(月10万円)を受給できる場合がある。
  4. 訓練終了後の貸付制度:訓練修了後に介護・障害福祉分野へ就職すると20万円の貸付が受けられ、2年間継続して働くと全額返済免除となる。

詳細については、お近くのハローワークや都道府県社会福祉協議会にお問い合わせいただくことができます。ハローワークは職場見学や職場体験、無料の職業訓練、訓練期間中の生活サポート制度に関する情報提供を行っており、都道府県福祉人材センターでも職場見学・職場体験が実施されています。また、訓練終了後の貸付制度については、都道府県社会福祉協議会が対応しています。

これらの支援メニューは、介護・障害福祉分野への就職を検討している方々にとって大変有益なものであり、仕事を選ぶ際の判断材料や、安心して転職・就職ができる環境整備に一役買っています。厚労省は、今後もこのような支援策を通じて、介護・福祉分野への就職を促進し、働き手の確保を図ることが求められます。

介護・福祉分野は、社会の高齢化や障害者支援のニーズが増加する中で、ますます重要な役割を担っています。この支援策を活用して、多くの方々が介護・福祉分野に興味を持ち、働くことによって、高齢者や障害者が安心して暮らせる社会の実現に貢献していくことが期待されます。